読み聞かせ

2019年10月23日

講習会と絵本の読み聞かせ

優です。

 

小学校では、ときどき読み聞かせ講習会なるものを
開催してくれます


今回は市の図書館から講師の方がきてくださり、

絵本の選び方や、どんな風に読んだらいいのかなどを、

とてもわかりやすくお話頂きました。

実演で絵本を読んでくださったり、

ボランティアで活動しているメンバーからも
何人かが皆の前で読んだりと、

楽しいひとときを過ごしました。

 

もう、目の前で、優しい声で語ってくれるだけで、
涙が出そうになるんです。

あぁなんて幸せな時間なの…って思ったら
目がうるんじゃって。
生の声の語りって、それだけでもう、幸せな時間です。

今年は小学校の役員をしていることもあり、
るぴすの舞台には出られそうもないので、

読み聞かせ活動が楽しみでしかたありません

 

あらら、話そうと思ったことからずいぶんと脱線しちゃった。

講師の方のお話で、ほおぉ~って思ったことがあったんです



それは、『いい絵本の選び方』


あえて文章を読まずに挿し絵だけを目で追ったときに、
内容がなんとなく伝わるもの、なんですって。

 

 

な、なるほど~

もう、目からうろこでした。

絵本を子どもたちに読んであげる意義って、なんだろう?

って考えると、それはやっぱり、
挿し絵を楽しめるからですよね。

文章が耳から聴けることで、絵に集中することができ、
細部までじっくり眺めるんですから、
絵が物語を語っていなくてはなりたちませんよね。

文と絵が、きちんと一致している絵本というのは、

挿し絵だけ眺めてもなんとなく内容がわかるもの、
ということだそうで、

すごい納得できてわかりやすかった!

 

さっそく、教えて頂いた選び方を参考に、

今回わたしが選んだ物語はこちらです。

 

2019100423270000

















      『まつぼっくりのぼうけん』

 

よくみると、"ぼ”の文字の濁点がまつぼっくりなんです

この細部までこだわった可愛らしさと、
挿し絵の美しさにひかれました。

最終決定は、息子に読んだときの反応です。

 

「ママ、今度は3年生のクラスで読むんだけど、
 どれがいいかなぁ?」

 

というように、いくつか選んでおいて、

聞き比べて選定してもらうのが定番です。

だってやっぱり、子どもの気持ちは
子どもに聞くのが一番ですもの~

 

 

さて、長くなってきたので、

読み聞かせ当日の様子は次回に続きま~す



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2019年08月23日

『ずどんと いっぱつ ~すていぬシンプだいかつやく~』

優です。

 

読み聞かせ用の絵本は、図書館で実際に本を見て、

 

これ、面白そう。

 

とその場のインスピレーションで選ぶことがほとんど。

でも珍しくこの絵本は、絵本紹介で掲載されていたものを意識して探していたので、図書館で偶然見つけたときには小躍りするほど嬉しかったです。

予約すれば簡単に手に入るんだろうけど、

探して見つけたほうが縁を感じられて、
なお嬉しくなっちゃいます


2018071518560000






















 


本のタイトルを見ていると、


「ずどん、じゃないよ。ずどんて読んでね」

とリクエストが。

うちの小さな演出家からです。

「なんで?」

「だってちょっと中見たら、そんなふうだったよ」

なんとなく内容は知っていても、

読むのは初めての絵本です。

ふぅん? と思いながら読み進み、納得しました。

大砲をうつ場面があり、

大砲の中にはこっそり忍び込んだシンプが隠れています。

どうなっちゃうの? という、

シンプの心情と緊迫した場面には、

ずどん、と普通に読むより、ずどん!

と強く読むくらい力があるほうがしっくりきます。

「ほんとだ、こう読むほうが合ってるね!」

パラパラ中を見ただけで、このリクエストをしてきたことに
驚きました。

 

タイトルからもわかるように、捨てられてしまったかわいそうな犬が主人公なんですが、

逆境を自分で切り開いていく物語でもありました。

かわいそうだって思っているのは読んでるこちらがわだけで、

シンプ自身は、自分の身にふりかかってくる苦難をただ受け入れて、居場所を見つけようと精一杯なだけなんです。

その最大の山場となる場面だったので、

子供の意見にも納得できました。

・・そこまで深く考えてはいないのでしょうけど、ね

 

こうなったら、これからもどんどん本を読んでもらって、

わたしの読む作品でも解釈手伝って欲しい

 

 

なーんて一瞬よぎっちゃったのでした



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2019年02月10日

絵本の読み聞かせ『100万回生きたねこ』

優です。

 

公演が終わってそろそろ2週間…

 

何か、読みたいな~

ってちょうど思い始めたところで、
小学校での読み聞かせ担当が回ってきたので、

楽しく作品選びをして読んできました

 

今回読んだのは、この本です。


2019020713000000

















    『100万回生きたねこ』

     作者は、佐野洋子さん。

 

読み聞かせ初心者のわたしですら、
今までにも何度か読んだことがあります。

 

そして読むたびに、目がうるうるしてくるお話です。
はたして今回も、パラパラめくっては、うるうる、

小学校で読む前の練習にと、息子に読み聞かせては、
うるうる。。

なんなのでしょう、この気持ち。

悲しいのに、よかったと思う。切ないのに、じんわりとした幸福感に包まれる。最後のページ描かれたイラストからは、ほんのりと優しさが伝わってくるような気がするのです。

 

1年生になる息子は「悲しい…」といいながら、

「みんなに読むのはこれにしたほうがいいよ!」

と強く薦めてきました。

何か、響くものがあったのでしょうね。

確か保育園時代に読んで聞かせたときには、

「よくわからない」とか言ってた気がするから、年齢によって感じかたも変わるんだなぁ、と思いました。

年月が経ったらまた読んで聞かせたい、
そしてまた感想を聞いてみたい。
わたし自身、どんな気持ちになるのか、
また改めて読んでみたい…そんなお話です



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2018年07月27日

絵本の読み聞かせ『キャベツくん』

優です。

小学校で、絵本の読み聞かせをはじめました

 

以前からずっと、やってみたい、と思っていた活動で、

初日が近づくにつれて、

ドキドキは高まるばかり

絵本も、子供たちに、

何を読めば楽しんでもらえるかな?

朝から、わくわくな気持ちになってもらいたいな。

 

と悩みに悩んで、

前日まで悩んでようやく選んだのは、

長新太さんの「キャベツくん」

 

2018071614060000
























この方の絵本を初めて手に取って、

そのわけわからない面白さに、

衝撃を受けてしまったの。

 

そりゃあ、

お腹がすいたぶたさんの目の前にキャベツが現れたら、

食べたくもなるよね。

だけど、キャベツくんは、

黙って食べられるただのキャベツじゃあなくて、、

 

 

読書は好きだし、これまでに舞台経験は積んできたものの、

絵本、となると、ほとんど初心者

そして知れば知るほど奥が深いジャンルです。

司書の先生にレクチャーしていただき、

 

「いちばんは、子どもたちと一緒に楽しむことですよ」

というアドバイスをいただきました。

 

気楽に、楽しく

 

 

読もうとしたけど、

小学校の子供たちの前で読んだのは初めてだったから、
ちょっと力、入りすぎちゃった…かな

るぴすで読む大人向けの作品とは違って、

読むときに気をつけるべきところが違っていて、

その発見が新鮮で難しいと感じる反面、
面白いところだったりしました。
でも、お話を、声を、

耳を傾けてくれる方向に届けることは同じです

 

楽しみながら続けていけたらいいな



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2018年06月17日

絵本の読み聞かせ『トラのじゅうたんになりたかったトラ』他

優です。

絵本の読み聞かせを聴いてきました

子供たちが本に親しむ時間を持とうと、

熱心に取り組む学校が増えてきているようです。

 

子供の入学した小学校でも、

月に数回の朝の読み聞かせタイムが習慣化されていました。

 

聴きたい!!

 

というわけで許可をもらい、

6年生の教室で生徒たちに混じって、
お話の読み聞かせに参加。

子供たちは床に防災頭巾を敷いて、

(座布団にもなる優れアイテム!)

静かに三角座りでスタンバイ。

さらに後ろでわたしも静かにスタンバイ。

今回読んでくださるのは、音楽の先生です。

ワクワク、楽しみ

 

持ってきてくださってた絵本は、

『トラのじゅうたんになりたかったトラ』と
『かえるがみえる』

(ここから内容に少し触れます)

 


ひとつめのお話は、王宮でトラの絨毯の
「フリ」をしながら生活する、トラのお話です。

毎日寝そべっているだけで美味しいご飯にありつける
生活にご満悦。

設定だけでも思わず笑みがこぼれてきますね。

ところが、隠しきれない体臭のせいで
洗濯されちゃったものだからさぁ大変!

ここから、生きているトラとバレたらどうしよう…

と悩むトラと、その後の展開がハラハラして見ものでした。

バレて、本物のトラの絨毯にされてしまうのか、

それとも…?

 

『かえるがみえる』

かえる、という言葉を使った言葉遊びが楽しい短編でした。

お話というよりも、かえる、ということばに似た言葉って
こんなにあるんだ~

という、日本語の面白さを感じられる作品でした。

 


さすが音楽の先生、

お腹からしっかりと発される声は、

教室の最後尾まで明瞭に響き、
まるで歌うような優しい読み聞かせ


1日のはじまりにお話の世界にひたれるって、いいな。

授業前ならなおさら、リラックスできるように

日常とはかけ離れた物語が嬉しいかもしれないな…

 

このあと仕事が待っていましたが、

なんだかいつもよりも穏やかな気持ちで

職場に入れたような気がします。

お話でほぐしてもらうことで、

心が柔らかくなったようでした。

物語とふれ合う時間がもてるって、とても幸せなこと。

わたしもこんな風に、耳にした人が物語の世界にひたって、

ほんのひとときでも心がほぐれるような、

そんな風にお話を読みたいな…

と改めて思ったひとときでした



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lupis -るぴす- とは
「演読」というlupis独自の
オリジナル表現・作品にて
舞台活動をしているグループ
です。

演読の他、朗読やちぎり絵、
切り絵、絵画等の芸術的な
ものとのコラボも図りつつ、
幅広い表現活動を手がけて
いこうと試みております。

作品の傾向としては、
「優しさ」「安らぎ」「和み」
と、心温まるものをテーマと
しており、演じ手とお客様と
の間で生み出される   
『優しい心・空間創り』
を理想として取り組んでおり
ます。

どうぞよろしくお願いします。oO

HPはこちら
https://lupiswork.wixsite.com/lupis