少女地獄

2015年11月18日

読書解禁

優です。

しばらく我慢していた読書を再開しました。
移動中が絶好の読書タイムなのですが、、入り込んでしまうと
台本読みに影響がでてしまうので、ここ1か月くらい、物語性の
高い本は読まないようにしていたのです。

一気に読んだのは『少女地獄』 作者:夢野久作

…ん?
どこかで目にしたことがあるような…と思われた方は、
リーディングBOX公演のチラシをじっくりご覧になられた方ですね
ゲスト参加のきょうさんが、夢野久作さんの『瓶詰地獄』という
作品を朗読されていたんです。
作品のチョイスもさることながら、公演後の移動や食事をしながらの
ゲストの方々との語らいがまた楽しくて、本との向きあい方、普段
読む本のお話をしているうちに、すっかり興味が湧いてしまったんです。

家に帰ると、さっそく電子版で購入しました。
夜中に読むのはためらわれて…だってタイトルだけで十分怖そう
じゃないですか……最初の話を読み終えたところ。

夢野久作さんの作品を読むのは初めてでした。
内容に触れないように感想を述べると、、終幕が近付くにつれて、
先を読むのがためらわれてくるんですね。
読み進まないではいられないほど引き込まれるんだけど、この先を
読み進むのはちょっとこわいような…というように。
それは、読後すぐには感じませんでした。
少し内容を振り返ったときに、あれ、という違和感。それから、何が
本当だったんだろう…という疑問。だれが、まで考えはじめたときに、
ぞ、とじんわりとした恐怖がわいてくる感じ…。
この、小さな違和感から、次々に疑念が沸き起こってくるのが、
この作者の作品の醍醐味なのかもしれないな、と思いました。

短編ながら、十分楽しめる作品です。


そして、なぜ、わたしはこの本に興味を持ったのか。
「少女」という可憐な響きと「地獄」という怖い言葉のアンバランスさが
気になって…というのがありました。
それから、ここまで書いてきて気が付いたのだけど、
わたし「四字熟語」が好きなんです。
短い言葉に込められた様々な意味と、小気味いいテンポ。
この日記のタイトルも、四字熟語(笑)
狙ってたわけじゃないのに、不思議。
やっぱり好きだから、でしょうか


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幅広い表現活動を手がけて
いこうと試みております。

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