お話

2018年04月18日

小さなお話~さくらくんとさくらちゃん~

近頃、即興でお話を作る、という遊びをしています

 

バスや電車の待ち時間に、

子供の退屈しのぎにはじめた遊びなので、

他愛もない内容はあってないようなものなんですが

 

 

たとえばバス停の前に「バンダナクリニック」と
「みどり薬局」があれば、

バンダナくんとみどりちゃんの物語になるし、

駐車場マークの「P」はPくんとして登場、

ふたり()の仲に割り込んでお話に華をそえたりします。

(と、いうほどたいそうな内容じゃないけど…)

 

今回は、落ちてたさくらの花びらを2枚拾って、

「さくらくんとさくらちゃんのお話、聞きたい」

とリクエストされたわけです。

ちなみに音で表すと、

「さくら➘くん」と「さくら➚ちゃん」です。

違い、伝わるかな?

頭高と尾高のアクセント。

読む音も、子供のリクエストなんですよ。

わたしが普段、音にこだわっているのが伝わっているのか、

「さくら➚くん」とか「さくら➘ちゃん」とか読んだら、

ちがうよ、と注意を受けました。

す、すみません

 

 

この物語は、前編と後編になりました。

抜粋してみると、こんな風。

 

『花びらのさくらくんとさくらちゃんは、

暖かなちっちゃい手のひらに救いあげられて、

バスや電車に乗る冒険に出かけたのです。

まさか生まれ育った桜の木から離れて
旅に出る日が訪れるなんて、

ふたりにとっては想像すらできなかった、

ドキドキわくわくな旅だったのです』


というところでバスがやってきたので、前編終了。

(音声ではこんな感じ)
 

後編は、夜寝る前の読み聞かせにせがまれて、

これも急遽考えました。

 

『たどり着いた場所は、さくら並木の大通り。

たくさんの新しいお友達と、

風に吹かれてくるくる回りながら鬼ごっこを楽しんだふたり。

すっかり暗くなったので、もうお休みの時間です。

眠りにつく前に、さくらちゃんはふと思いました。

あの男の子の手、とってもあったかかったな。
また、会えるかな。

さくらくんも思いました。あの男の子は○○くん(子供の名前)
といったっけ。

この道、また通るのかな。会えたら一緒に遊びたいな。

そうしてゆっくり眠りに落ちていくのでした。

おやすみなさい。』

 

で、この物語は終了。
(後半の音声はこんな感じ)

子供も一緒に眠ってくれると、母は大助かり…

 

という作戦も兼ねた遊びなのです

 

お話の展開が思い付かなかったり、想像と違ったりすると、

子供も一緒に考え出したりして、

親子でけっこう楽しめます。

小さいお子さまのいらっしゃる方、お試しあれ

 

優でした


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こんな場所にも「さくらくんとさくらちゃん」み~つけたっ


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